千葉幕張メッセ「AUTOMOBILE COUNCIL 2018」ニッサンブース!
今年で3回目を迎えるヘリテージカーイベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2018(オートモビル カウンシル)」。日産は海外におけるモータースポーツ活動60年を記念した「60 years of performance」をテーマに4台の展示を行いました。carview引用
NISSAN Formula E カラーリングコンセプトは、2018年12月に開幕する2018/19シーズンの「ABB FIAフォーミュラE選手権」に参戦するマシンのカラーリングコンセプト。
展示車両は2018年3月のジュネーブモーターショーで公開されたそれで、今回が国内初公開となる。
1950年代に“近代的”な乗用車として高評価を受けたダットサンセダン(110型)の後継車として、1957年に登場した後継車、ダットサン 1000 セダン(210型)。
海外輸出を視野に入れて開発され、その信頼性をテストするために、1958年のオーストラリア一周ラリー「1958 モービルガス・トライアル」に「富士号」と「桜号」の2台で出場。
国際競技初挑戦ながら、19日間で1万6000kmを走りきり、1000cc以下の「Aクラス」で富士号がクラス優勝、桜号もクラス4位でフィニッシュという成績を残した。
【スカイライン ハードトップ 2000GT-R】
「ハコスカ」の愛称で知られる3代目スカイラインの頂点に位置するのが、1970年登場のスカイライン ハードトップ 2000GT-R(KPGC10型)だ。前年に発売された4ドアセダンのGT-R(PGC10型)のホイールベースを70mm短縮したボディで、20kg以上の軽量化を実現。
レーシングマシン用エンジンをディチューンした、2ℓ直列6気筒DOHC4バルブの「S20型」エンジンを搭載。量産車として世界初のツインカム4バルブエンジン搭載車であった。
国内ツーリングカーレースでは、1972年のワークス活動休止まで通算52勝という無類の強さを発揮。純正装着のリアの黒いオーバーフェンダーや、リクライニング機構のないバケットシート、快適装備が省かれたスパルタンな内装など、“羊の皮を被った狼”として、カリスマ的人気を得た。
【ニッサン MID4 II型(コンセプトカー)】
1985年のフランクフルトモーターショーで発表されたMID4(ミッド・フォー)の発展型として、1987年の第27回東京モーターショーに出品されたコンセプトカー、日産 MID4-II。
最高出力330psの縦置きV6ツインターボのVG30DETT型エンジンをミッドシップに搭載した4輪駆動車で、市販前提で開発が進められていた。
サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン式、リヤが操舵システムHICAS採用のマルチリンク式。最終的に市販には至らなかったが、その技術は、80年代後半以降に登場したZ32型フェアレディZや、R32型スカイラインGT-Rなどに活かされることとなった。